Thursday, February 12, 2009

叶恭子?



 昨日、定例の釜山国際女性の会BIWAの昼食会に行って来た。行く数日前から、日本人会の方が「ホテル自体が高級で、来ている人たちもフォーマルな感じでジーンズで来る人はいないから、服装は考えておいたほうがいいですよ。」と連絡をくださった。

 と、いうことで、久々に化粧をし、普段は着ることのないコートやヒールなどを身に着けて、行きかけに昼食会用のバッグなんて購入して出かけた。久しぶりにスカートを履いて足を出してみると、外の寒さが身にしみた。

 ホテルの会場では各国のアクセサリー、絨毯、小物などが売られ、その収益は施設などへ寄付される。食事もチャリティーの一環で、すべての活動が基本的にボランティアでなりたっている。
 
 そういう雰囲気からもわかるように、「各国の奥様方、韓国の奥様方はいわゆるセレブな方たちなのよ。時間や経済的にも余裕があって、それを奉仕したいという気持ちのある方たちなの。私たち日本人会の職種とはまた違うのよね。」と、日本人の奥様が教えてくださった。
 とは言え、彼女たちのご主人たちもまた政府の省庁に勤めていらっしゃったり、日本人学校に勤務なさっていらしゃったり、である。やはり、日本の中でも安定している職業には違いない。

 アブちゃんに「今日、かばん買ったんだ。」と報告したら、「BIWAのためにはお化粧しておしゃれをするね。僕のためにはしないのに。」と痛いつっこみをいれられた。でも、アブちゃんは化粧したり着飾ったりしないほうが好きである。おかげで今日も「あなた本当に日本人には見えないわ。多分、化粧をしていないせいね。」とフランス人のご夫人に言われた。『今日はとりあえず化粧はしてるんだけどな。』と心の中でつぶやいた。日本人の方々も「聞いていいものかわからなかったけれど、ご自身もハーフの方かと思いました。」と言われた。

 きっと世界中のどこへ行っても日本人には見られない宿命なのね。それはそれで面白いこともあるからいいかな。

 今朝はアブちゃんがひげをきれいに剃らずに5分程度に短くしていた。そして曰く、「いつも何かのスタートの日には真新しい気持ちでひげを剃って今日からの始まりを感じていけど、『変化しない』ってことの良さも君といると感じるんだよね。いつまでも今日みたいに幸せであれたらなと思うんだよ。」

 ってことは、質素だった私の風貌がBIWAのために少々お金を使いつつ叶恭子化していく日々もまた良しってこと?永遠に叶恭子でいるって、いろんな意味で肩こりそうだね。

 アブちゃんの言葉に幸せを噛みしめつつ、今日もBIWAのお花の教室へ行く:)

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